力価の強さによって「スタンダードスタチン(レギュラースタチン)」と「ストロングスタチン」に分けられています。

しかしながら、特にどのスタチンが良いとかはないので、LDLコレステロールが目標値まで下がっていれば、どのスタチンでもOKです。

それだけだと、ブログ記事にならないので、歴史を振り返ってみたいと思います。

プラバスタチン(先発品:メバロチン)

販売開始は1989年。

昭和天皇が崩御されて、平成に改元された年です。小渕恵三さんが発表しました。
消費税がスタートした年でもあります。スタートは3%でした。今は10%です。
ベルリンの壁も崩壊しています。

スタンダードスタチンです。

シンバスタチン(先発品:リポバス)

販売開始は1991年。

湾岸戦争が始まった年です。アントニオ猪木氏が動いた年としても有名です。
成田エクスプレスの運行が始まりました。
ソビエト連邦が消滅しました。

スタンダードスタチンです。

フルバスタチン(先発品:ローコール)

販売開始は1998年。

郵便番号が3桁から7桁になりました。
明石海峡大橋が開通しました。
大学卒業して神奈川県の病院に就職するときに、車で渡ったのがこの橋です。
松坂大輔選手が甲子園決勝でノーヒットノーランもこの年です。

スタンダードスタチンです。

アトルバスタチン(先発品:リピトール)

販売開始は2000年。

介護保険制度がスタートしました。先輩の先生がケアマネの資格を取っていました。
ロシアの大統領がプーチン氏になりました。今もそうですよね。
金融庁が発足しています。

ストロングスタチンです。

ピタバスタチン(先発品:リバロ)

販売開始は2003年。

サラリーマン本人の医療費自己負担が3割になりました。それまでは2割です。
大卒就職内定率60%と氷河期が続いています。60%って、かなりの数字です。
テレビが地上デジタル放送になりました。

ストロングスタチンです。

ロスバスタチン(先発品:クレストール)

販売開始は2005年。

僕が静岡の病院に転勤した年です。
中部国際空港(セントレア)が開港しています。
学生説明会で小牧空港に行く必要があったのに、間違ってセントレアに行った記憶があります。

ストロングスタチンです。

秘書ユナのコメント

スタチンは「どの薬を使うか」よりも、「どの強さで使うか」で考えると整理しやすくなります。

目標値に到達していれば薬剤差は大きな問題になりませんが、二次予防や高リスクでは、十分な強度を最初から意識する必要があります。

スタチンは薬の選択ではなく、強度設計の治療です。