以下、数字は説明のための架空の例です
病院の経営会議の資料に、
先月の医業収入 786,134千円
と書かれていることがあります。
これを口頭で説明するときには、普通、
7億8613万4000円
と読みます。
その方が分かりやすいからです。
それなら、会議資料にも最初から、
先月の医業収入 7億8613万4000円
と書けばよいのではないでしょうか。
日本語では「万、億、兆」で考える
数字のカンマは、3桁ごとに入ります。
一方、日本語では、
万、億、兆
と、4桁ごとに大きな単位が変わります。
そのため、
786,134千円
と書かれると、数字を見てから、日本語で分かる金額へ変換しなければなりません。
7億8613万4000円
と書かれていれば、見た瞬間に金額の大きさが分かります。
同じように、
未収金 316,540円
よりも、
未収金 31万6540円
の方が、金額を直感的に捉えられます。
電気代は「1日50万円」
たとえば、病院の電気代が1日50万円だったとします。
経営会議の資料に、
電気料金 500千円/日
と書くより、
電気代は1日50万円
と書いた方が、はるかに分かりやすい。
1日50万円なら、1カ月で約1500万円。1年では約1億8000万円です。
ここまで金額が見えると、
「ずいぶん高いな」
「前年より増えていないか」
「少しでも減らせないか」
と考えられます。
500千円という表記では、数字を確認して終わってしまうかもしれません。
経営会議の資料は、原本ではない
法人本部へ提出する所定様式の会計資料は、当然、その様式に従います。
しかし、経営会議で使う資料は、原本そのものではありません。
原本から必要な数字を選び、経営を考えられる形に編集した資料です。
786,134千円を、7億8613万4000円にする。
500千円/日を、電気代は1日50万円にする。
会計資料で使われる表記と、経営会議で人に伝わる表記は別です。