「心筋梗塞の患者さんって、男性が多い気がする」
そんな印象があり、『2024年改訂版 多様性に配慮した循環器診療ガイドライン』を調べてみました。
患者さんに占める男性の割合は?
ガイドラインに掲載されているデータでは、次のような割合でした。
| 病気・病態 | 男性の割合 |
|---|---|
| 急性冠症候群(心筋梗塞・不安定狭心症) | 71% |
| 心房細動 | 71% |
| 心室細動・無脈性心室頻拍による院外心停止 | 80% |
出典は、ガイドライン29ページの図5Aです。
なお、これは各データにおける「患者さんの男女比」であり、男女それぞれの発症率を直接比較した数字ではありません。
男女比は病気によって異なり、女性のほうが多い心血管疾患もあります。ほかの疾患についても、同じ図で確認できます。
こあら先生のひとりごと
急性冠症候群では、女性の患者さんのほうが、症状が典型的でないと感じることがあります。
なので、胸痛がはっきりしなくても、見逃していないか、より慎重に考えるようにしています。
そもそも僕は、男女を問わず、心電図をとったり、トロポニンを測ったりするハードルが、とても低いです。
ビビりですからね。
参考文献
日本循環器学会・日本心臓病学会・日本心臓リハビリテーション学会・日本胸部外科学会.2024年改訂版 多様性に配慮した循環器診療ガイドライン.2024年3月8日発行(2026年8月7日更新).28〜29頁,BQ5・図5A.
ガイドラインはこちら(日本循環器学会)
(最終閲覧日:2026年9月12日)