「スタチンは6種類。結局、何を使えばよいのでしょうか」

僕は今、ロスバスタチン(クレストール®)推しです。

とはいえ、最初からそうだったわけではありません。

6種類を、まず整理

スタチンは、LDLコレステロールを下げる作用の強さから、大きく2つに分けられます。

スタンダードスタチンは、プラバスタチン、シンバスタチン、フルバスタチン。

ストロングスタチンは、アトルバスタチン、ピタバスタチン、ロスバスタチン。こちらが、より強いLDL低下作用を持つグループです。

自分なりに、表にまとめてみました。

僕の処方は、こう変わりました

僕が医者になったのは、1999年です。

ぼんやりした記憶ですが、当時はメバロチン®(プラバスタチン)を飲んでいる患者さんが多かったように思います。いちばん最初に発売されたスタチンだからでしょう。

自分でスタチンを開始するようになってからは、アトルバスタチンを選んでいました。たぶん、販売開始が2000年だからでしょう。その後も、勤務先の院内採用薬だったこともあり、使い続けていました。

今、ロスバスタチンを選ぶ理由

心筋梗塞や、アテローム血栓性脳梗塞などの既往がある患者さんでは、再発予防のため、LDLコレステロールをより厳格に管理します。

そこで、僕が頼りにしているのがロスバスタチンです。

LDLを下げる強さのおおよその目安は、

ロスバスタチン2.5mg/日 ≒ アトルバスタチン10mg/日

日本人を対象とした比較試験でも、これらの用量から始めた治療で、同程度のLDL低下が報告されています。

少量から効果があり、さらに下げたいときには増量の余地もある。この点が、僕が選ぶ理由です。

こあら先生のひとりごと

スタチンのラスボス、ロスバスタチン。

つい、こういう覚え方をしてしまいます。

ドラクエ世代ですから。

参考文献

日本動脈硬化学会(編). 動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版. 日本動脈硬化学会,2022.
ガイドラインはこちら(日本動脈硬化学会)
(最終閲覧日:2026年9月12日)

Saku K,Zhang B,Noda K,et al. Randomized head-to-head comparison of pitavastatin, atorvastatin, and rosuvastatin for safety and efficacy (quantity and quality of LDL): the PATROL trial. Circ J.2011;75(6):1493–1505. doi:10.1253/circj.cj-10-1281.
論文はこちら(PubMed)
(最終閲覧日:2026年9月12日)

アストラゼネカ株式会社. クレストール錠2.5mg/クレストール錠5mg/クレストールOD錠2.5mg/クレストールOD錠5mg 電子添文. 2026年3月改訂(第7版).
電子添文はこちら(PMDA)
(最終閲覧日:2026年9月12日)